2008年08月21日

中国大旅行〜三日目〜

鳥取、津山と懐かしい顔に会って過ごした二日間。
今日からは再び一人旅に戻る。
目指すは日本有数の超・閑散路線JR木次線。
果たして、中国の山奥で出会いはあるのだろうか…

*今までの旅*
一日目
二日目

今回も、写真はYahoo!Photoに掲載してありますので、
コチラから写真をみつつ、楽しんでくださいね。

《***》の文字がYahoo!Photoに対応している写真の表示です。



三日目:津山〜松江

旅行中は、目覚めや体調、便意まで快調な輪駆氏。
今日も非常によい時間に目が覚めたので、
しばらくは布団で時間を過ごす。

やっぱり地方の朝の風景はいい。
しょーもない都会に暮らす人がかわいそうだ。

三人そろって朝食を食べ。
T氏がいったん出勤(彼は13日から盆休み)して、営業の足で家に戻ってきて僕を拾い、津山駅まで連れて行ってもらえることになっておるので、僕は大人しく家で待つことに。

嫁さんも同じ大学卒なので、そこそこの面識はあるのだが、
こうして普通に話すのは初めてだ。
学生時代の面子が面子なので、僕のイメージはどうしても騒がしいとか、熱いとかそういうイメージが先行しているのではあるが、実際は一対一で話すの苦手だし、ほおっておくと全然喋らないこともある、そんな人なんですよ〜。
という話をしたら信じてもらえませんでした(笑)
…まぁ、仕方ないか…
しかし、自分のキャラってどう見られてるんだろうな?
まったくわからん。

***

9時過ぎにTが戻ってくる。
荷物満載の車に乗っけてもらい、津山駅へ。
家から駅までは車で15分ほどか?
乗る列車が10:07発なので、少し余裕はある。

Tの仕事も10時半に〜の場所へ、というので、
まだ結構余裕らしい、しばらく時間潰しに付き合うことに。

で。
9:40ころに駅前で降ろしてもらい、また遊びに行くよ〜と。
彼らも年に一度は愛媛に来る(嫁さんの実家が宇和島)ので、
彼らとはまだまだ長い付き合いになりそうな予感。
(やっぱり、わざわざ四国…愛媛に来る人っておらんのよね)

津山駅では、まず切符を購入。
事前の計算では、津山〜松江間(木次線経由)では運賃4,310円。
青春18きっぷなら一日あたり2,300円なので、そっちのほうが安いのだが、今年の夏は他で18きっぷを使うことがなさそうなので、結局普通に乗車券買ったほうが安い、という判断をして、きちんと乗車券を購入しました。

《013:津山駅》
そして、いざ新見行きの普通列車へ。

津山〜新見キハ120

一見レールバス的なキハ120。
一両編成のディーゼルカーはゴゴゴといい音を響かせて新見に向かう。

ぼーっと乗っていると、1時間半ほどで新見着。
このあたりは、地図で見ると近いように見えるのだが、列車に乗るとかなり遠く感じる。まぁ、保線の都合とかでトコロによっては25km/h制限とかしている(最高速度でも60〜70km/h程度)ので仕方ないのだが。
(関西圏の新快速は最高130km/hで走るのでその差は歴然)

新見ものんびりした山間の小都市。
《014:新見市街》
ただ、伯備線は電化されており、岡山と出雲を結ぶ特急や、東京まで走る寝台特急なども走っているので、駅の賑わいはなかなかのもの。

っても僕がこれから乗るのは、当然非電化の芸備線なのだが。
芸備線で備後落合まで行き、そこからいよいよ木次線に乗り換えとなる。
とりあえず、ここから先は確実に食事にありつけなくなるので、新見で昼飯を探す、駅近くの喫茶店でカレーを食べたのだが、ちゃんとしたカレーで非常においしかった。駅弁とかもここで売っているらしい。結構お勧めですよ。

***

で、新見発備後落合行の普通列車。
お客さんは結構多い。
まぁ、日に10本も走ってないので、必然的にそうなるのだろうが。
(注:日に6本、うち3本が備後落合行)

お客さんは…半分が同種(つまりは『鉄』)、残り半分は地元の人や、帰省してきたっぽい人ですな。
ほぼ想像通りに、途中の東条までで半分ほどが降り、残ったのは鉄ばっか、だって、備後落合駅は乗り換えのための駅で、周りに人家なんてほとんどないし…

落合駅では、ちょうどダイヤの都合で3つの列車が止まっていた。
芸備線(庄原方面)から来たキハ120系。
芸備線(新見方面)から来たキハ120系。
木次線(木次方面)から来たキハ120系。
塗装こそ違えど、全部キハ120系。

一番いい時間帯だったらしい。
もちろん、乗り換えの人(9割は鉄)で構内はにぎわっている。
(でも、無人駅なので売店などは一切ない)
《015:山間の小駅》

僕はここから木次線に乗るので、木次線カラーなキハ120系へ。

備後落合〜出雲横田キハ120

座席を確保して、のほほんとしていたのだが、
そういえば、乗り換える時に帽子どこやったっけ…??
ひょっとして、さっきの列車に忘れてきた!?

と、気付いた時にはもう遅かった。
すでに折り返し新見行の列車は出発した後
まぁ、後で新見駅に連絡とってみるしかないだろう。
閑散路線で、鉄ばっかだから帽子なんぞ盗られるとは思えないし。
幸い、木次線の列車が出雲横田駅に着くほうが、芸備線新見行が新見に着くのより早いので、出雲横田駅でなんとか連絡を取れれば…

過ぎてしまったことは仕方ないので、
とりあえずは木次線の旅を楽しもう。
今日の目玉、「奥出雲おろちループ」を堪能せねば。

14:10に列車は備後落合駅を発つ。
√314と平行しながら、ゆっくりと列車は進む。
備後落合〜出雲横田間の列車も日に3往復しかない。
のではあるが、夏休み時期や土日期間には『奥出雲おろち号』っていうトロッコ列車が走っているので、実質一日4往復になる。奥出雲おろち号は結構な人気のようで、年間2万人ほどの乗客があるそうな。それが木次線を存続させている理由の一つでもあるのだろう。

20分ほど走り、三井野原駅着。
ここは、JR西日本管内で一番高いところにある駅(標高727m)だそうな。
いよいよここから、奥出雲おろちループである。
森の中を列車が走り、その木々の隙間から、ヤツがその姿を現した。
《016:奥出雲おろちループ》

奥出雲オロチループ

思っていた以上に、壮大な風景。
とにかく写真を撮る手は止めないまま、でも、網膜にも焼き付けておきたいような、そんな風景でした。
日本の土木工学の恐ろしさすら、垣間見てしまうような二段ループ道路は、是非一度ナマでご覧アレ。

↓周辺の地図↓
奥出雲おろちループ.jpg

もちろん、乗客の皆様も同じように一方に寄り、写真を撮ったり、ぼーっと眺めてたり…そりゃまぁ、ココと次のアレが木次線のハイライトなのだから、当然なのだが。
(ちなみに、乗客は20人ほどでした)

***

そして、そのおろちが終わったと思えば、すぐに次がある。
それが、出雲坂根駅に向かい、抜ける『三段スイッチバック』だ。
三井野原駅側からだと、一度折り返して出雲坂根駅に入線し、再び折り返して八川駅に向かうことになる。
上の地図を見ていただければ分かると思うが、線路が三段になっているので、『三段スイッチバック』なわけだ。実際折り返すのは二回。

その出雲坂根駅に入るときも、鉄な皆様(輪駆含む)は大忙し。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、でも、運転手さんの邪魔はしないという、暗黙の了解があって。
(にわか鉄だと、この配慮がなかったりする)

ただまぁ、スイッチバックは写真で理解しにくいので…

出雲坂根駅着。
ここで、5分程停車する。
駅構内には、『延命水』たる湧き水があってだ。
僕も大急ぎで水筒に『延命水』を汲む。

そして、構内や駅舎の写真も撮って。
《017:出雲坂根駅とおろちループ》
5分後の出発後、写真では伝わり難いスイッチバックを写真に。
《018:スイッチバック》
写真だけ見ると、ただの複線区間にしか見えないのですが。
右側の線路は、八川駅に向かう線路で、左側の線路が、二段目のスイッチバック箇所に向かう線路なのですよ、はい。

そうして、備後落合を出発した列車は、1時間ほどで出雲横田駅着。この辺まで来ると、随分人の気配(つまりは人家)も多くなってくる。

とりあえず、駅員さんのところへ。
説明して、新見駅に連絡を取ってもらう。
が、列車が到着したら探してもらうように連絡を取っただけで、モノの有無はまた松江に着いた時にでも連絡してみなさいという話になる。

いや、停車時間長い(出雲横田駅で約1時間待ち)から、もっかい連絡してあればさぁ、ほら、特急列車(岡山発新見・松江経由出雲市行)もあるんだし、送ってもらうとかできないの…??

と、思うのはそりゃ当然ってことで。
駅員さんにその辺尋ねてみるのだが、『昔はそういうこともあったが、今は列車本数も乗務員も少なくなったから無理』とのこと。
まぁ、サービスっていう点から見れば「?」なのだが。
そういうんだからそうなんだろう。
帽子の件は悔しいが、大阪に戻るまでは諦めるほかあるまい。

で、ほとんど何もない駅前でぼーっと過ごして、16:06発の宍道行キハ120系が出雲横田駅を発つ。といっても、さっきまで乗ってたのと同じ列車が、列車番号だけ変えて走るだけなのですが。
《019:上下交換(出雲横田駅)》

そこから宍道までは特に何もなく。
あ、途中乗ってきたおねーさんのミニスカっぷりが気になった。
気になって、ずーっと見てたら(オイ)ソレっぽいものも見えた!?

と思いながら宍道駅へ。
ここで松江方面へ乗り換えるのだが、その跨線橋で、さっきのおねーさんがホットパンツ履いてたことを知り、しょっく(笑)
失意のまま僅か4分の乗換えで、米子行き普通列車に乗り込む。この辺は電化されてはいるものの、走る列車は何故か気動車だった。
(多分非電化区間を跨ぐためであろうが)

ぼーっと乗って、可愛いおねーちゃん(さっきのミニスカに非ず)を見ているうちに松江着。18時頃である。朝の10時に津山を出発したので、都合8時間は列車の旅をしていたわけだ(うち、乗換え待ちが2.5時間)。

そうだ。
そういえば木次線に乗っていたとき(出雲横田〜宍道間)に、突然見知らぬ電話番号から電話がかかってきたのだ。見慣れぬ番号ではあるが、こんな時間にわざわざ携帯に電話をくれるとは、ただごとではないな…と思い、列車内ではあるものの、こっそりと電話に出てみると、今日宿泊予定のホテルからの電話であった。

その電話によると
『数日前に起こった電気系統のトラブルにより、現在我がホテルでは宿泊が出来ない状態です。よって、近くに別のホテルを押さえておきましたので、そちらでご宿泊下さい。費用の差額は当ホテルが負担いたします。』
とのこと。

代替ホテルの場所は松江駅からすぐ近くらしい。
元々取っていたホテルが、JR松江駅と一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅とのほぼ中間地だったので、今日の宿としては駅近で便利になったのではあるが…

翌日には、朝早くに起きて一畑電鉄で出雲大社を目指そうとおもっていたので、少し予定が狂いそうな予感だ(JR松江〜一畑松江しんじ湖温泉までは2kmほどある)。
とりあえずその辺は宿に入ってから考えるとしよう。

で、松江駅。
さっそく駅員に帽子の件を話す。
出雲横田駅で、新見駅の鉄道電話番号と、担当者名を聞いていたので、それを松江駅の駅員に伝え、帽子の有無を確認してもらう。
…結果、帽子は無事に列車内で見つかったと。
もちろん、明日新見駅に行く予定なんぞ一切ないので、着払いで大阪の家まで送ってもらうことにした。送付先を教え、送ってもらうように手配してもらう。まぁ、あったからよしとするか…結構高かったしね、帽子。

***

その後、宿泊先のホテルへ。
ホント駅前のでっかいビジネスホテルで、元々泊まる予定だったホテルがどんなのかは知らないが、チェックインしてみると、なんと夕食・朝食が無料で、しかも最上階(15階)に大浴場まであるとのこと。
これは、確実にグレードUPしているのでは?
(元々は食事なしのプランだった)

ただ、ホテルにありがちな鍵を差し込む事で部屋の電源が入るタイプの部屋だったのだが、何を思ったかエアコンまでその鍵を刺している間しか動かないというつくりで。
だから、用事があって外に出るたびにエアコンの電源が切れる。帰ってきたら部屋がまたぬるくなってるという…エコなのはいいけれど、夏場にはちょっとキツイ話じゃのぉ、という部屋でした。でも、他は満足なつくりでしたけれどね。

***

とりあえず、宍道湖に沈む夕日を観にいこうと。
荷物を放り出したらすぐさまホテルを出て、1kmほど歩いて宍道湖畔へ。
少し雲がかかっていて、しかも日が落ちる辺りに温泉街があったので、最高のロケーション、とはではいかなかったものの、久し振りに一人でぼーっと夕日見られたなぁ。多分サロマ湖以来??
《020:宍道湖の夕日》

宍道湖夕日

ホテルに帰る途中に、寿司屋があったので立ち寄ってみる。
夕食はホテルでも出るが、せっかく島根まで来たのにホテルの夕食じゃあまりにも味気ないので…
上寿司が1,000円というリーズナブルなところでしたが、味もまぁ…特筆するほどじゃなかったかな?でも、大将が色々話しかけてくれたので、結構楽しい時間過ごせました。

ホテルに戻る…前に、靴下を探す。
この日まではずっと、サンダルで過ごしてきたのだが、明日の出雲大社では、現在本殿の一般公開をやっており。折角の機会なのだからコレは絶対チェックしておきたい!!とHPを見ていると。

『神聖な場所なので、短パン・Gパンとか、サンダルとか、襟無しのシャツとかでは拝観禁止』

って書いてあって…
だから、出雲大社のために、今回靴を用意したの。
でも、出発の時慌てたせいで靴下持ってくるの忘れて(笑)それを買いに行かないといけないわけです。途中の鳥取やら津山やらで購入しておけばよかったのだけれど、そういう暇がなくってついつい松江まで持ち越しになってしまっていた。

幸い、松江駅からそう遠くない場所にサティがあったので、そこに走る。で、靴下とあと水とかを購入し、ホテルへ戻る。戻る途中で歩きながら大爆笑している娘(二人組、片一方は親っぽかった)が居て、同じホテルに入ってきたのだが、同じエレベータに乗って、別の階で別れるまで、ずーっと大爆笑を必死でこらえてたなぁ…なんだったんだろ、アレ。

その後、ホテルの夕食もしっかり食べて。
大浴場では、松江の夜景と、久々の足を延ばせる風呂を堪能して。

結局、協議の結果明日は出雲市まではJRで移動し、そこから一畑に乗換えて出雲大社へ。そして参拝後は一畑で松江しんじ湖温泉まで戻ってきて、高速バスへ広島へ、というルートにすることにした。

松江駅を出る始発(特急スーパーおき)が6:15発なので、
明日は5:30起きで出雲大社に行く羽目になったのである…
(とはいえ、元々の予定でも5:30頃に起きるつもりだったのだが)

***

そして、後日知ったことなのだが。
実は、これが人生初の島根県だったらしい。
(松山帰ったとき親に聞いた)
一度は行った気になっていたが、なかったのか…

これで、残すは沖縄県のみ。
新婚旅行とかで行くでしょ、アソコはどーせ。

***四日目へ***
posted by 輪駆 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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