2008年11月22日

11月20日事件。

無事に引っ越しを終えた11月20日の夕刻。
輪駆は後1日半どう過ごそうかなぁ、とふと思う。

そんな瞬間から巻き起こった、
とても長かった1日のお話しです。

(注:本人より掲載許可得てます・笑)



元々、今日の夜は京都の某・Barでゆっくり飲み明かそう。
そう思ってたのです。
でも、今現在16:30、Barが開くのは19時。
時間が早すぎる、いやむしろ夜を明かすのに19時から入店じゃ、財布の中身が全て飛んでってもおかしくない、それはいくらなんでも危険すぎる行動だ。

だから、とりあえず京都で学生をやってる某友人らにメール。
「もし暇やったらごはん行きませんか?」
突然のお願いをするときは、常に下手。
それが、輪駆流(苦笑)

すると、予想以上に早い返信が来る。
返信を交わす内にとりあえずは京都へ向かえばいいと、そういう話になる。空っぽの部屋でじっとしている義理は一切ないので、輪駆も早々に家を出ることにした。

阪急電車で河原町へ。
そこから、通勤帰りと思われる人らを載せたバスが、僕らを京都の少し北にある、某大学近くへと運ぶ。
昔はこの大学のすぐそばに事務所があったので、ここまでの道のりに迷うことは全くない。目的の場所に着いたので、友人に電話を入れてみるが、出なかった。

しばらく待ってみよ。
人々行き交う校門前で待っていると、すぐに向こうから電話がかかってくる。

が、いつもと少し様子が違う。
友人にしては、やけにテンションが高い。
それもそのはず、この大学の学祭は『飲酒可』らしく、友人もすでにアルコール入りの身体になっているためだった。

ここ数日の寒さが身にしみる京都の夜。
そりゃ、酒でもなけりゃ野外でウロウロなんてできたもんじゃない。僕も早速1杯100円という格安の酒を購入し、これから始まる宴の開幕を高らかに叫んだ。

***

そこから、模擬店の料理をつまみに、2人飲み歩く。
長年の念願だった志望校で、初の学祭ということで、友人のテンションは非常に高い。その上、酒が飲めるとあっちゃ、さすがトップレベルは違うな、とこちらもただただ唸るばかり。

NEC_0374.jpg

安い酒と、利益をあまり考えてない模擬店のつまみが、一層テンションを高くする。
「周りは才女ばかりですよ、嫁探したらどうですか・笑」
なんてジョークまで飛びだしてくる程だ。

***

互いに随分酔ってきたのは、何時頃だっただろう?
多分、20時半かそれくらいだと思うのだが。

「トイレ行ってきます」
そう言って、友人が立ち上がる。
輪駆もいい気分なので、ステージを見渡せる長椅子に座ったままそれを見送る。

それからしばらくして。
「アイツ、帰ってこないな。」
ふと、目が覚める。
「そして、僕もキモチワルイ。」おもむろに立ち上がり、トイレへ。

しばらくは風をよけられる校舎内で安静にしてみたが、どうにもあかんらしい。結局さっきまで食ってたモノ全てを、便器の中に返却することになった。
昔の輪駆なら、このまま朽ち果てかねないのだが、今日はさすがにそうも言ってられない。
「アイツ、どこにいるんだろ?」
電話とかしてみるも、友人が応答しないのだ。

ふらりとトイレを出て、辺りを探してみることに。
しかし、暗い中、かつかなりの人の中なので、簡単には見つからない。

時刻は21時過ぎ。
今日の学祭は終わりらしい、撤収作業が始まっている。
そんな中、友人の、彼女から着信が。
(彼女は21時までバイトだった)

「彼と連絡が取れないんですけど。」
そう、それは僕も同じだ。
まだ彼女は河原町近辺にいるので、大学からは少し遠い。
「とりあえず、見つけたらまた連絡するし。」
そう告げて、一旦電話を切る。

しかし、ぐるり一周してみた感じ、友人は見あたらない。
寒空の中、僕も歩き回ったせいか、2度目の吐き気を催すほどであったが、さすがに僕まで倒れてしまっては、と、懸命に友人を捜す。

途中、友人から電話がある。
「今、テントに囲まれてる辺りにいます。」
「ステージ脇の所です。」
と、2度の電話でヒントを与えられるも、どうにも場所がわからない。

そんなとき、彼女からの電話。
「本部テントの中にいるって!!」
どうやら、友人の携帯を使い、最新の着信(発信)履歴から、彼女のほうに本部役員が電話してくれたらしい。僕も、慌てて本部テントに駆け込む。

そこには、見るも無惨な酔っぱらいと、それを介抱する役員達が奮闘している姿が。
その中の1人に、無事に友人を発見。
どうやらグランド内で(酔って)倒れていたところを、役員に保護された、ということらしい。

とりあえず、彼女に電話し、
「友人には会えたよ。落ち着いたらそっちまで連れて行くから、家ででも待ってて下さいな。」
と伝えるが、多分彼女の方も心配だったのだろう。
それから10数分後には電話が入り。
「今からそっち行きます。」と。

当の友人は、意識こそはあるものの立って歩くのは不可能な状態らしく、まぁ僕自身の経験からしても、数時間寝ていれば回復するかなぁ、という程度のものだったと思うのだが。

ただ、他の酔っぱらい達は、次々と救急車で運ばれていく。
救急隊員に声を掛けられる友人。
救急隊員に説教食らってる役員ら。

友人がいずれ復活するだろうと目論んでいた分、こういう光景が凄く懐かしくも感じてしまう。いや実際にこういう問題を起こした訳じゃないのだが、やはり楽しかった学生生活を思い出せる一幕なので、むしろ見ていてほほえましい位だ。
僕の方は、悪いモノを全部出したせいか、気分もすっきりしているし、このままだと何の問題もない状態。ただ、仮設テントの中という状況もあり、かなり寒い。

酔っぱらいであれ何であれ、寒空の中に放りだしておくほど危険なことはないのだが、さすがにテントの中は寒い。
友人はシュラフやら毛布やらにくるまれてはいるが、多分相当に寒かったと思う。

電話があってから、15分ほどで、彼女が大学着。
ダッシュで正門まで迎えに行く。
僕はすこぶる元気だ、まだまだ若い(笑)

「本当に、ほんっっっっとうにすいません」
と言いながらテントの中に入った彼女は、友人の姿を見て絶句。
そして、号泣。

「うーん、青春だなぁ。」
なんて考えてしまった僕は、やはりまだ酒が残っていたのだろうか?

表だった人らは、皆(病院に)運ばれてしまったので、
テントの中にいる酔っぱらいは友人とも1名いたかどうか。
友人は、少しでも暖を取ろうと、4人態勢でさすられている。

***

ジャーナリズムというのは、時として非情である。
ただ、やはり証拠というものは、必要になると思ったので。
「撮っていっかな?」と、彼女に許可だけは取ってから、一枚。

NEC_0375.jpg

これを送信したのが23時過ぎなので、
結局の所、1時間以上はこのテントの中で、
悲喜こもごもの顛末が繰り広げられていたわけだ。

あまりの寒さのせいだろう。
どうにも回復の様子がなく、このままでは更なる被害も出てきそうな状況だったので、結局友人もトラックにて病院まで搬送されることになってしまった。

もちろん、僕と彼女も付き添いで病院まで。
「トラックの荷台に乗るなんて、地元以外じゃないですよ。」
と、彼女もそう言える位元気になっている。
まぁ、友人の意識もはっきりしているし、暖かい所に行けば、状況も好転するでしょう。
いやーしかしホントに青春だよなぁ。

10年前の自分を、少し懐かしんでみる。

病院に入ってからは、暖かいベッドで、点滴も受けて。
2時前にはすっかり回復したので、さんざんお礼を言って病院を後にすることになったわけだ。
看護士さんと「若いっていいよねぇ」なんて話をしていたが、僕が30歳って話をすると、ビックリしてくれましたありがとうございます。

後は、タクシーで友人の家まで。
さすがに僕もこれから飲みに、って気分でもなく。
友人に勧められるままに、友人宅にお世話になることにした。

***

翌日。

事ある毎に「もうしばらくお酒止めてね」と言われる友人をみて。
「やっぱり青春だよなぁ」と微笑ましさすら覚える僕が。

そして、迷惑を掛けたお礼に、ということで。
夕飯にカウンターでの寿司を奢って貰えました。
堪能しまくったさ、ホントありがとうございました。
(迷惑どころかむしろ貴重な体験ができて面白かった位やのに)

そんな感じの11月20日でしたとさ。
まぁ、友人も翌日には無事に動けてたし、
結果オーライってことで、いいでしょ、ね。
posted by 輪駆 at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | COS** | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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